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  • 船長公室にて

    随筆

    日本の華客船、飛鳥の船内は過去二回のクルーズで最上階の展望室から、下の階は機関室まで隅なく見学しておりましたので、私達が今回、東京晴海港から鹿児島港までのクルーズで、船長主催のパーティーの招待状を受け取ったとき会場がパブリックホールではなく...

  • 随筆

    最後に虹を見てからもう十数年になった。子供のころはしょっちゅう見たが、最近は余り見なくなった。大気汚染の影響だと思う。それから高層ビルの乱立のためだろう。大空いっぱいに広がる美しい虹を見て歓声をあげた昔が懐かしい。思えば七色の虹と言っても、...

  • わすれな草

    随筆

     だれでも麻疹に罹ったことがあるように、また、だれしも思春期を通過してきたように愛もまたしかりである。すっかり手垢で汚れてしまったように思われるこのことばが、まだ十分に咀嚼されていない側面を持っている。花の名前が愛に由来するのが極めて少ない...

  • クララ・シューマン

    随筆

    紙幣は偽造防止に髭を蓄えた男性の肖像が多くあるが、最近は印刷技術が発達したので一万円札は、かの聖徳太子に代わり髭のない福沢諭吉が登場している。だが、世界の紙幣には女性がしばしば登場している。英国のエリザベス女王 やナイチンゲールは周知の通り...

  • めだかの学校

    随筆

    童謡『メダカの学校』の作詞者で知られる茶木茂さんが、船橋市の病院で米寿を全うされ黄泉の国に旅立たれて数年になる。茶木さんは神奈川県出身で、戦後間もないころ幼少の長男と近所を散歩していて、小川の中のメダカの群を見つけた。後年、二人でのぞき込ん...

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