医療法人社団 栄桜会 杉の木歯科医院 SUGINOKI DENTAL OFFICE

千葉県富里市で保険診療、インプラント、アンチエイジングに取り組む地域密着型の歯医者、杉の木歯科医院のブログ

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歯科評論

プチ仏教講話・諸行無常

 諸行無常は有為転変と同じ意味です。この世は常に変化し、永遠不変なものはありません。そして形が在るものも、また形の無いものも常ならぬ、なのです。これは大乗仏教(後生の人が便宜上名付けた)の教えで、生命の永遠性を説いています。世の移ろいとそれに対峙する己とは抜き差しならぬ関係であり、わかりやすく言えば、世間の変遷に流されもするが反対に己が変わることにより周囲も変化するということです。また世間とは《世の間》のことです。だからこの世には差別が厳然してあります。矛盾のある社会をどれだけ前向きに捕らえられるかにより、各々の人生の価値観に差が生じます。でも、Golfと自費の勧誘が特技では分からない。それにしても我ら歯科界は何故、こうも個人に取り巻く環境(学閥と肩書)に影響されるのか。それは、それぞれの精神活動が目先の利害に傾く、特に意志の弱い人間の集まりだからなのか。否、善とか悪ではなくて人間は元々そのような当体(仏教用語で本性)なのだ。末世だから天変地異が起きるのではなくて、地球は常にうごめく天体であるように。

 仏教用語には有為転変、色即是空、会者定離、一粒万倍、六根清浄などがあります。諸行無常は字面が良く、一見して何となく意味合いが分かる(分かるような気がする)。また分割が可能で、無常は日常的に用いられます。仏教は衆生救済(始めは男女差別と特権階級の信仰)の哲学ですが、古代インド語の梵語(サンスクリット)の教典をこじつけで日本語にしたところに難解が生じてしまっています。抹香臭さが民衆を遠ざけるが一方、現世に救いを求める者にはその匂いが深遠な世界を醸しだし正道(しょうどう)に導く側面も待ちうる。日常生活に息づく筈だったが既成宗教は葬式仏教に形骸化し、新興宗教は選挙戦に赴く。これが世間なのだ、と諦観することも悟りの道なのかも知れません。題名が「世迷い言」の歌があります。中島みゆき作曲・阿久悠の作詞で、♪上から読んでも下から読んでもよのなかばかなのよ~♪展開を期待したが愚痴の域を脱しない歌詞と悲劇のヒロイン願望に浸れる余地に乏しいメロディはネクラ、小生にはきもい。